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2016年4月8日金曜日

【エミュー3】接客・案内に人型ロボット起用の話⇒将来「人間」の仕事がなくなる可能性は?

 日立製作所で4月8日に、
「エミュー3」という接客ロボットが開発された。
2年後実用化予定。
インターネット経由で音声・画像・言語処理を遠隔で行う

というニュースをよんだのでメモしてみます。


・「エミュー3」の活躍場所は?
・なぜ「ヒト型ロボット」をつくる?
・ソフトバンク社長の言葉;
 「ロボットなら電気さえ入れれば24時間働いてくれる」
・ソフトバンク社長の言葉;
 「ひとは付加価値の高い仕事をすべき」とは?
・ロボットの開発は素晴らしい!とは思うけれど

というところをさらりとメモしてみます。




・「エミュー3」の活躍場所は?

商業施設や空港などで訪日客の接客を想定。
2018年度の実用化を目指しているそうです。
立ち止まっているひとを探し、困ったことなども
ヒアリングできるとか、
複数のロボットを遠隔監視システムで運用できたり
ロボット間でのデータ共有も可能だそうです。

ソフトバンクのPepperもヒト型ですが、
Pepperよりも広い範囲で動き回ることができ、
ITシステムで動かすというちがいがあります。

・なぜ「ヒト型ロボット」をつくる?

ヒトというのが研究者にはある意味
永遠のテーマなのだそうです。
近づけそうで近づけないからそれが
研究者魂に火がついて、研究したくなる。
ということなのでしょうか。

造るのが難しいといわれてきた
2足歩行が可能になり、昨今では
1歩1秒で歩けるほどの速さになった、
最近では人間との会話も可能になってきたなど
技術もどんどん発達してきてますものね。

とはいえ、意外にもキリスト教圏では
ヒト型を造るのは神と同じ行為にうつるのか、
日本が特にヒト型にこだわるということなのか、
ヒト型ロボットは欧州では少ないそうです。

災害時などに人間が
近づけないようなところにロボットが
かわりに動員されて、救助などに使われるというのは
とても有意義だと思いますし、素晴らしいことだと
思います。

とはいえ、同様に接客業などのロボットなども
ニュースになっている感がありますね。

接客業までロボットにする必要とは何でしょうか?

・ソフトバンク社長の言葉;
 「ロボットなら電気さえ入れれば24時間働いてくれる」

少し話はそれますが
「エミュー3」と同様ヒト型ロボットといえば、
「Pepper」を連想します。

Pepperはレンタル料が月5万5000円ほどだそうですね。
36か月単位で借りれるそうですが、
しかし、ソフトバンクの宮内謙社長の言葉もなかなか
手厳しい感がありまして。
「Pepperなら電気さえ入れれば24時間働いてくれる」
とのことです。
たしかにpepperなら残業しても文句はない。残業代も
電気代とレンタル料のみ。

時間と労働力を金銭価値で測る。
実に経営者らしいお言葉だと思います。

・ソフトバンク社長の言葉;
 「ひとは付加価値の高い仕事をすべき」とは?

ロボットなら
カメラやセンサーを活用して年齢・性別などの
ユーザー属性などのデータを収集・分析し、
セールストークや売場の改善などもつながる。
クラウドがあるからデータの蓄積も分析も容易。
とのことですが。

ロボットに「人間の心の機微」や「見た目と中身とのちがい」、
「言っていいことと悪いこと」の区別がどこまでつくのでしょう?

生身の人間だって身につけるのに苦労したり、
ポカミスをやらかすことが多い「接客」や「おもてなし」を
ロボットにどこまで可能なのか。

それから
「人間のやる“べき”付加価値の高い仕事」とは何なのか?

そういったことが個人的に気になっております。

・「ロボット開発」は素晴らしいこと!とはいえ

今回のニュースでのロボットが開発され、
活躍する場所が増えるのは素晴らしいことだとは思います。

それと同時にひとつ気になったので
疑問をひとつ述べさせていただきます。

接客ロボットが増えるのは良いのですが、
このままロボッの性能が上がり、
導入する店舗が増えていくと、ホントに数年~十数年後は
サービス業などの「人間の仕事」は激減しそうですね。

その時、世界経済や雇用情勢がどうなっているか
非常に気になるところです。





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