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2016年4月20日水曜日

低体温症に悩まないためもう1度おさらい:低体温症の何が怖い?予防方法は?

「熊本地震」の爪跡の深さ、
連日のニュースで目にするたびに
実感しますね。

その中で、
「低体温症」に悩むひとが多いという話題が
あったので、メモしました。

・天災は「その瞬間」だけでは終わらない?
・低体温症とは
・低体温症は免疫下降・おブスへの一歩
・命に関わるとは?何が怖いのか?
・低体温症になる方法
・なってしまったら、とにかく暖かいものを

ということを書いていきたいと思います。




・天災は「その瞬間」だけでは終わらない?

地震、水害、土石流…と、
天災は「その瞬間」に救かっても、
まだまだ油断ができない。というのを
ニュースなどを目にする度、実感します。

食糧の問題や住居の問題から始まり、
衛生的な問題や睡眠不足、
ストレスなどで体調を崩しやすいところに
季節によっては病原菌や疫病などのおそれも
あるはずです。

現在の日本では、避難者が死滅するような
疫病が蔓延することは考えにくいのですが、
それでも命に関わることはおこりえます。

例えば今回の熊本の地震では
あまり身体を動かさないためにおこるとされる
「エコノミー症候群」の犠牲になった方も
おられました。自治体ではちらし(プリント)を配って
「足の指などを極力動かす」ことや
「積極的に軽い運動をすること」などを呼び掛けているそうですね。

他にも春先ということもあり、
朝晩などの気温が低いため、外で過ごすひとのなかには
「低体温症」に悩まされるひともいるようです。


今回はそのなかでも「低体温症」というものに
焦点を当ててメモしたいと思います。


・低体温症(Hypothermia)とは

簡単に言えば、直腸の温度が35度以下の状態に
なることです。低体温症と診断されます。
低体温症による死を凍死と定義されるそうです。

ちなみに、
健康的な人間の体温は36.5度前後が基本です。

理由は後述しますが、平熱が35度台のひとは
それだけで危険だといえるでしょう。
今は良くても、後々身体に支障をきたさないやめにも、
早速今日から改善していきませんか?


・低体温症は免疫下降・おブスへの一歩

よく言われるのが、体温が1度上がると
免疫力が5倍上がる。ということです。
つまり、体温は低いよりも高い方が良いという
ことですね。

ちなみに、消化酵素などの「酵素」は至適温度が
40度前後です。また、細胞の至適温度は、
体内温度が37度くらいがよいようです。

とはいえ、体内温度が41度を越えた高温のままだと
細胞(脳)にダメージがくるようなので、
風邪を引いた時の発熱は免疫面
(マクロファージの活性化)では有効ではありますが、
高熱が続くようだと危険ともいえそうですね。
解熱剤を飲むときはタイミングを測るようにしましょう。

以上余談でした。

低体温はまた、血行が悪くなり、免疫力も低下します。
疲労や生活習慣病になったり、むくみが取れなくなったりします。
また、血流不足により肩こりや冷えなどの様々な病気を引き起こします。

冷えやむくみと言われると、「女性の敵!」というイメージが
つくかもしれませんが、

最近の「美を気にする男性」にとっても由々しき事態かもしれませんね。


・命に関わるとは?何が怖いのか?

上述しましたが、
直腸温度が35度以下になった状態が続き、
死亡した場合は「凍死」と判断されます。

体温が下がることで代謝低下がおこり、
意識を失うようになります。

また、低体温の状態によっては、
助けようとして身体を温める行為が逆に
命を落とすということもあります。(レスキュー・デス)

また、
体温が35度以下のひとは癌細胞の発生率が高いと
いわれています。

・低体温症になる方法⇒予防の参考にしてください。

1)ビタミンやミネラルが足らない食生活を続けることで
体内のエネルギー生成が上手くいかないとき。

2)運動不足や姿勢の悪化による筋力低下。

3)糖尿病治療や食事制限などにより、身体が飢餓状態に
なったことによるエネルギー生成不足

4)自立神経障害による体温調節不能

5)服薬の影響

6)ダイエットのしすぎやお酒・煙草の飲み過ぎなどで
血流が悪くなる

7)冷たい食べ物・飲み物を取ることで身体の熱を奪う

等々あります。

こういった行動により低体温症が起こると言われています。
他にも汗をかいたままの状態で寒い場所に長時間いたり、
水の中などに長時間いる時などが考えられます。

夏山登山なども低体温症になりやすいといわれています。
御注意ください。


・なってしまったら、とにかく暖かく。
 暖かいものを体内に入れましょう⇒
 暖かい飲み物や湯たんぽなどが効果的!

初期・軽度の低体温症に限りますが、
体温が33~35度になってくると、
筋肉が震えたり鳥肌がおこります。

33度前後の体温になると意識を失ったり
するようなので、その前にできるだけ
体温を挙げるようにしましょう。

勿論ですが、濡れた服などを着ていた場合は
早めに着替えるなどをして、
服から発生する気加熱を止めます。
毛布やビニール袋などをかぶるのも有効です。

また、砂糖水やスープなどの温かい(できれば甘い)
飲み物を飲ませます。
但し、カフェインの入っているものや利尿作用のあるものは
控えてください。アルコールやタバコも逆効果です。

体温が下がってる+意識が無いひとは温めずに即病院へ。

意識障害起こり、呼びかけても反応しない場合があります。
この場合気を付けることは、安易に身体を温めないことです。
冷たくなった血液が心臓に周り、
それがショックを引き起こします。
人工呼吸や心臓マッサージなどは必要に応じて行います。

「身体で温めてあげる♪」というのは絶対ダメだそうですよ。




・防災知識に防災グッズ⇒備えあれば憂いなし?

「備えあれば憂いなし」と申します。

テレビ番組などで
防災グッズに必要な物を紹介しているコーナーを
視ていると、「準備はこれでよいはず」と思っても
「実はまだまだ不十分だった」ということがありますよね。

例えば、食糧は1日3日X家族分用意しましょうとか、
水の量とかです。1日3リットルが理想、でしたか?

救急用品などのアイテムも忘れないように
しなくてはいけません。
そうそう、食べ物などの消費期限のチェックも要りますよね。

「防災グッズ」を充実させることや
「すぐに持ち出せる、当面生活費として
いくらかの現金を家に置いておくこと」、
家の中に凶器になるような家具や物を
置かない・家具の配置に留意することの大切さ、
ということも考えさせられます。

よく、「戦前の日本人は物を持たなかった。」
といわれていますが、
蔵をもっているような庄屋さん・お金持ちはともかくとして、
何か有事が有った時にすぐ逃げだせるような生活、
(+「肌付銭」というのがあるそうですね。いざという時に持ち歩く銭)
というのは、見習うべきかもしれません。

また、「防災」に限らず今回の「低体温症予防」などの
知識はあるに越したことはありません。

「知は力」と諺でも申します。

気付いた時に少しずつ覚えておくと
きっと役に立つかもしれませんよ。

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