AdTest

2016年3月27日日曜日

3月27日の千秋楽と白鵬・日馬富士の名勝負:相撲はエンターテイメント?



本日、3月27日は大相撲春場所の千秋楽でしたね。

白鵬と日馬富士の両横綱の対決でした。
優勝インタビューで白鵬が涙ながらの記者会見をしていたそうですが、
それにしても、観客にとっては「名勝負」というより「迷勝負」という
一戦だったようで。何やら野次やら座布団やらが飛んでいたようです。

気になったので、一応メモしました。


・今日の両横綱の取組内容

横綱の白鵬と横綱日馬富士の結びの一戦です。

白鵬が4場所ぶり36度目の優勝を果たすという
取組だったのですが、
横綱の一戦が10秒もかからず勝敗が付いた。
というあっけなさだったわけです。

つまり、
日馬富士が白鵬に飛びかかろうとした瞬間
白鵬が立ち合い変化した(ギリギリで横によけた)
そのため、日馬富士が勢い余って土俵外に
ダッシュで落ちた。
という、鮮やかな勝敗結果だったわけです。

で、
あまりにもの呆気なさに観客大ブーイング。
野次が飛び、座布団が飛びまくっていた。
という流れのようです。

・勝負を視たひとたちの反応(ネットの書き込み)

ついつい、ネット検索してしまいましたが、
掲示板などではあまりにもの呆気なさに
何コレ?みたいな反応が多いですね。

「この呆気なさなら観客怒るわ。」とか、
「八百長じゃないの?」などの意見から
「勝ち方は本人の自由」とか
「ルール違反じゃない」とか様々でした。

この呆気なさはさすがにないわ。とか、
外国人に日本人的感覚を求めるのが
間違い、合理的に勝ったんだから
良いじゃない。とか、
そういう意見でしたね。


・「立ち合い変化」がブーイングの理由?

横綱勝負はがっぷりと取り組んで、
長時間勝負して最後は上手投げなどの
豪快な技で観客を魅了してほしい!!

…なんて気持ち、たしかにあります。スミマセン。

待ちに待った横綱同士、しかも千秋楽・結びの一番。
なんて、勝負ですからね。
たしかに呆気ない勝負結果は正直物足りない。

と思うのが観客心理だと思うのです。

・名勝負「栃錦・若乃花」

実際、相撲史の名勝負として挙げられる
栃錦と若乃花の取組や
北の湖と輪島の取組などは
様々な攻防を繰り広げた末の
勝負だったという話ですし。
どちらもがっぷり組んでの
攻め合いですからね。

・「相撲」にはエンターテイメント性があると思う

相撲を「国技」というか「エンターテイメント」と取るか。

ひとによって様々ですが、私見を述べますと
相撲ってスポーツ?でもありエンターテイメントでも
あると思うんですよね。
だって「興行」というじゃありませんか。

だからパフォーマンス的なことを求められても
不思議ではないと思います。

もし
「相撲は純粋たるスポーツであり、見世物ではない」
という方がいるとしたら、
逆に、関取がパフォーマンスをしているという某飲食店や
スモウレスラーが海外巡業することの是非について伺いたいものです。

(そもそも相撲って「祭事」が起源ですが、
 歴史が下って「勧進相撲」の頃には
 見世物的な要素があったらしいじゃないですか)


・取組後のインタビューは涙のコメント

今回、勝負結果や勝ち方は呆気ないとはいえ、
スポーツ・国技である以上、ルールを護ってるのだから
「勝ち方」に正統も邪道もないことはたしか。


白鵬自身も男泣きのインタビューではありましたが、
コメントはともかく、本心上
この涙が「優勝の喜び」の涙じゃなく、
勝負結果と観客の態度からくる
「悔恨の涙」だったとしたら、
いち視聴者としては何とも複雑な気分でございます。


AdTest2