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2017年5月17日水曜日

【NHKあさイチ】その言い方は間違い?正しい「励まし方」はこれだ

普段生活していると、
励ましを送りたくなるときってありますよね。

悩んでいるひと、
落ち込んでいる人など、
知り合いもですが、
身近な家族や友人・恋人なら
猶更なんとかしたくなりますよね。

とはいえ、
こちらは元気付けてあげたいだけなのに
相手を余計落ち込ませたり泣かせたり、
ひどいときはケンカにもなってしまいます。

その励ましの言葉・態度、
何がおかしいのでしょうか。

5/17の【NHK:あさイチ】では
その励ましの方法が特集でした。

他人を励まそうと思って失敗してしまった
経験がある筆者としては、
当然メモしてしまいました。

・励まし方は難しい
・よかれと思っていることが逆効果
・ではどうすればよいの?


という内容でお送りします



・励まし方は難しい

励ますとは一言で言っても難しいですよね。

「その気持ちわかる」と言えば
「この気持ちがわかるわけがない」と言われ、
「話を聞くよ」と言えば
「言っても無駄」と言われ
「何かあったの?」と訊けば
「言っても放っておいて」と言われる。

じゃぁ、一生悩んでろ!と言いたくもなるでしょうが、
その前にこんな言い方はしていませんか?


まずは、失敗パターン例

1)
Aさんの旦那さんが、
仕事の査定で成績が落ちて、
落ち込んでいた時
それほど成績が悪かったわけでもないし、
次に頑張ればよいじゃないというつもりで
「気にしないで」と前向き発言をしたところ
「そんな言葉を聞きたいんじゃない」と
席を立たれてしまった。

→本当は励ましの言葉ではなく、
話を聞いてほしかっただけかもしれない
とAさんは後日分析。

2)
Bさんの娘さんが高校受験を控え、
勉強を一生懸命して、試験に臨みました。
ですが、結果は不合格でした。
帰り道、一生懸命涙をこらえていたので、
高校受験はひとつのハードルではあっても
将来挽回すればよい、というつもりで
「高校3年間をがんばって
大学受験で頑張ろう」と言いました。。

→だが、
思い返すとあの発言が
楽しいはずの高校生活なのに
大学受験のための高校生活を
送らせているような、
縛りを与えている気がして後悔している

・よかれと思っていることが逆効果

こんな励まし方をしていませんか?

1)「そんなに落ち込むことないよ」
2)「明日があるさ」
3)アドバイスをする
4)自分のエピソードを語る

これらの方法で励ますのは逆効果です。

1)「そんなに落ち込むことないよ」 →ダメ出しもNG
2)「明日があるさ」 →「次がある」も同様
3)「アドバイスをする」 →こうすれば良いとアドバイスしたり  
 諭しても、それができないから苦労している
4)自分のエピソードを語る →あなたの場合とはちがう、と反論がきます。

・ではどうすればよいの?

1)「聞き役に徹する」

これが大切です。

とはいえ、
「ちゃんと聞いてるよ」と思うかもしれませんね。

ですが、本当に聞き役に徹しておられるのでしょうか?
特に、家族などの身近なひとの場合
途中で言葉をはさんだりしていませんか?

他にも、普段お子さんなどにガミガミ言ったり
指図しているお母さんが突然「なんでも聞くよ」と
いった処で
お子さんは警戒して余計に話さなくなりますので
ご注意。というか、日頃の関係も気を付けましょう。

・味方であること、
相談されることが負担じゃないことを強調する。

友達の励ましがつらいこともあります。

Cさんは
学生時代、ご家族の入院などがあったとき
たいへんだったこともありパニックになったことが
あったそうです。
その時、クラスメートが
友達が「話を聞かせて」
「話があったら言ってね」
と言ってくれたのですが、
家族のことを聞かれている気持ちになったり、
逆に友人に負担をかけている気持ちになったと言います。
そして、それを今でも思い出すと言います。

そういうとき
「味方だよ」
「友達なんだから」
というフレーズを頭に着けてみると違います。

先ほどのCさんも
「(友達だから)話を聞かせて」
「(友達なのだから)何かあったら言ってね」
と【友達だから】という言葉をつけて
台詞を再イメージしながら思い出したところ、
すっとラクになったそうです。

信頼関係も必要にはなってきますが、
悩んでいるひとには
「味方だよ」
「負担じゃないよ」
ということをアピールすることがポイントです。


とはいえ、落ち込んでいる時には
そっとしておくことも大切です。
伝えた言葉が言葉通りにとられないこともあるからです。

何を話すか、どのように伝えるか、
声の調子はどうか、
一緒に考えたいと伝えるにはどうするか

 ということも気を付けなくてはいけませんね。

一方では、落ち込んでいるときに
通りすがりなど、関係ない人の関係ない一言で
救われることもあるので不思議なところではありますが。

2)「劣ってないと告げる」

Dさんの御主人が4歳の息子さんと
休日にでかけたそうです。
出かけた時、御主人が息子さんの腕をひっぱったところ、
何度脱臼。そのまま救急車沙汰になり、
御主人も落ち込んでしまったそうです。
 Dさんは「大したことない」と言おうと思ったのですが、
どうすればうまく伝えられるでしょうか?

・「落ち込むのは当然だと認める」

落ち込むこと自体に引け目を感じてしまう場合があります。

しっかりしていなければ行けないはずなのに、
落ち込んでしまい、
その”落ち込んでいる状態の自分”にも落ち込む、
というケースです。

その場合は、
あなたは劣ってなんかいない、
その状態なら落ち込んでも当然だ。と
認めてあげることです。


Dさんの場合は
「小さな子供がいるのだからアクシデントも仕方ない」と
伝えることです。

起こったことを一般化して、状況的に仕方ないと
理由付けます。

・「できていることを褒める」

Dさんの旦那さんの場合は、
休日の中、開いている病院を見つけ、
連れて行ったという、
正しい判断をしていました。

その判断の正しさを評価することもポイントです。

相手を慰めるということも
漠然と前向きな言葉を伝えるだけではなく、
こういった2点を踏まえることも有効な方法です。

相手が落ち込んでいるとき、
追い打ちをかけないようにすることも大切ですよね。

3)とらえなおし


Eさんはふたりのお子さんの世話で忙しいのですが、
御主人が協力してくれないというケースです。

Eさんの不満・嘆きを別の方向へとらえなおすように働きかけて
前向きに考えなおしてもらうことはできないでしょうか。

「辛さに気付いてほしい」
→言わないとわからない

「気づかないのは思いやりがないから?」
→気づけば思いやりを見せてくれるかもしれない?

という感じです。

元気な時は前向きにとらえられることも、
辛い時や忙しい時はどうしても視野が狭くなりがちだったり
悪い方へとらえがちだったりします。





最後に)

励ましの方法としては

1)「聞き役に徹する」
・味方であること、
相談されることが負担じゃないことを強調する。

2)「劣ってないと告げる」
・「当然だと認める」
・「できていることを褒める」

3)とらえなおし
・視野を広げ、良い方へ物事をとらえるように考える

といった方法があります。

どれもケースバイケースではありますが、
上記のNG(ダメ出しや説明のない前向き発言)を
しないように気を付けながら
スマートな励まし方をして、お互い笑顔になりたいですね。

スタジオメンバーが
「私を励ます言葉」を発表されてました。


面白かったのでメモしてみました。(*^-^*)


有働由美子アナウンサー「まあしようがないか」
井ノ原快彦さん「こんにちは」
木佐彩子さん「失敗は成長のもと」
東貴博さん「運が貯まってるよ」
柳澤秀夫アナウンサー(言葉にしたくない。結果的にはケセラセラ)



自分を励ましてくれる一言、
わたしもいくつか探してみたいと思っております。(^◇^)

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