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2016年7月23日土曜日

もう食材はムダにしない!?南極料理人の食材節約・活用術【7/23:NHK】



7月23日の「助けて!きわめびと」という番組がありまして、
「おいしい節約料理は南極流」というタイトルでした。
食費を軽くしたいとお悩みの主婦の方が今回の相談者だったのですが、

食費を軽くしたいというのは主婦の方だけではなく
ひとり暮しの方にも切実な問題のハズです。


【きわめびと】として、
第55次南極観測隊の調理隊員である
堅谷博さんという方が
今回の先生を勤めていらっしゃいました。
こちらの方はブログも書いておられたようで、
南極生活のことや隊員の方、その時の料理なども
写真に載せておられますので、
ご覧になった方もいるかもしれませんね。
(芋煮うどんとかホタテ炒めとか垂涎モノです)

個人的にもたいへん勉強になりましたので、

・無駄な食材を買わずに食費を節約
・限られた食材のアレンジ料理で増やす。
・「もどき料理」をつくる
・調味料で料理のバリエーションを豊かにする

といった、題材でメモしてみました。




・無駄な食材を買わずに食費を節約

食費が嵩む原因に、

・食材を無駄にしてしまう
・食材を余分に買ってしまう

という問題が有ります。
食材を買ってきたら、家にまだあったとか、
買ってきたものの活用できずに無駄にしてしまった、
といった挙句に腐らせてしまっては勿体ありません。

南極料理人の大切な仕事のひとつが
食材のチェックだそうですが、
食材管理の方法として、

まず堅谷さんは
冷蔵庫の中にある食材を書き出して見る
ということを提唱しておられました。

冷蔵庫に何が入っているかをメモにして、
使った食材は線で消します。
それによって我が家の必要なもの、よく使う食材がわかり、
どれを買うか、重点的に補充すればよいものがわかります。

・限られた食材のアレンジ料理で増やす。

南極料理人にとって食材の無駄にすることは御法度だそうです。

余ったり傷んだ食材は南極に捨てずに
日本に持って帰るそうです。
食材を使い切ることが料理人の腕の見せ所になります。

例えば、「さつまいも」ですが、
バターで炒めて甘い味付けにして…と、
ワンパターンな料理になっていませんか?

「さつまいも」とか、「数の子」などのとらえ方ではなく、
さつまいも→芋類
数の子→卵類
という括りで考えるとよいそうです。

アレンジ料理の1例)
1)
さつまいもをじゃがいも感覚で料理するという方法があります。
茹でたさつまいもにチーズを乗せてオーブンで焼いただけでも
素敵なひとしなになりますよ。
2)
かずのこが余っていたらたらこ感覚で
パスタと一緒に和えて、ぺペロンチーノ風にする
というアレンジ料理も美味しいそうです。

余談)
ちなみに、
南極流「さつまいもが腐っていないかどうかの見分け方」

表面が柔らかくても中が硬い場合が有ります。
皮をむいて、中心部分が硬いかどうか、
火をとおして味見してみるという方法があります。

南極流の「新鮮な野菜の保存方法」
塩ゆでした後、水を切らずに袋に入れ、
冷凍して保存するそうです。

・「もどき料理」をつくる

番組では
「家族の食べたいリクエスト料理」を書き出してもらい、
その中のひとつから「鯛のしゃぶしゃぶ料理」を取り上げ、
「サバの“タイ風”しゃぶしゃぶ料理」を作っていました。

冷凍していた「塩サバ」を薄く切って使うのですが、
サバの生臭みが気になりそうです。

そんな時、活躍するのが調味料です。

番組ではナンプラー、ドライパクチーとレモン汁を
使っていました。

サバのあらをナンプラーと塩、
鶏ガラの顆粒スープで煮ます。
そこに家に在る白滝や春菊、しめじを具として鍋にして、
ドライパクチーをかければ出来上がりです。

鯛ではなく、「タイ(風)のしゃぶしゃぶ」にしてしまう、という
発想の転換料理でしたが、
これはこれでアリのようです。

・調味料で料理のバリエーションを豊かにする

調味料を使えば、同じ食材でも色々な料理と色々な味になります。
こうすれば献立も単調にならずにすむ。というわけです。

同じ食材(鶏肉とキャベツを傷めたものなど)で、
ごま油、ドライにんにく、五香粉を使えば中国風になりますし、
カレー、ココナッツミルク、ガラムマサラをつかえばインド風、
ナンプラー、ココナッツミルク、ドライパクチーとレモン汁でタイ風に。
ペパーミントとドライにんにくを使えば。
中近東・アラブ料理風になるそうです。

しかも、高価な調味料を買う必要もありません。

最後に)
よく、「あの材料がないからこの料理ができない」と
嘆くひとがいる一方で、
冷蔵庫の残り野菜やお肉だけで
ぱぱっと料理を作ってしまうひとがいます。

今回、もどき料理や食材についての考え方、
調味料の活用方法などをみていましたが、
その違いはこういった「発想の柔軟性」にあるのかもしれませんね。

また、今ある食材を把握することで無駄なものを買いこまない、
食材を重複させないということは節約になりますね。
この考え方は食材以外にも代用できそうですね。(家の掃除とか)

調味料を買ったけど出番が無くてすぐダメになってしまう。
とお嘆きの方も、
片っ端から試してみると新しい料理になったり、
お料理上手になったり、趣味のひとつになったり等々、
新しい一歩になるかもしれませんねー。

…と、他人事みたいに締め括ってみました。


ちなみに、「きわめびと」の堅谷さんが
南極でグリーンカレーをリクエストされたときは
冷凍ホウレンソウで緑色をつけ、
辛さを唐辛子で出すという方法で代用したそうです。

(さすがプロ!!)

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