住宅ローンの借り換え3.6倍に
ローン金利が過去最低水準になった!
というニュースを見つけました。
大手銀行への住宅ローンの借り換え申込件数が
この3月に、前年3月の3.6倍に増えたとのことです。
これはローンの金利が過去最低水準になったことが
関係するらしいです。
が、
「そんなに簡単に乗換えってできるものなの?」
と気になったので少し調べてみました。
・ローンの借り換えにも審査がいる
・乗換えの前に「再確認」
・銀行を変えずにプランの見直しは?
ということをさらりとメモしていきたいと思います。
・ローンの借り換えにも審査がいる
当然といえば当然でしょうが、
まとまったお金を借りることになるので
「借り換え」とは一口でいっても、
それなりに審査基準や手続きが必要になってきます。
簡単にいえば、返済義務と能力の有無に
関することなのですが、
審査基準としては以下のような条件が
関係してくるようですね。
1、 申込時年齢と完済時年齢⇒
20歳以上66歳未満
2、 年収と返済負担額⇒年収が一定金額以上
3、 勤務先の勤続年数や雇用形態
4、 債務(借金)状況⇒
過去のローンなどは正常に返済されているか
5、 健康状態⇒生命保険に加入できる程度は必要?
6、 担保物件の評価⇒
住宅ローンの残高や登記費用などの諸費用など
銀行などによっていくつか変わってきますが、
おおよそこういった審査基準かと思われます。
・「乗換する」まえにちょっと待った!
「のりかえ乗換え♪」とは簡単に言いますが、
「乗換え」には各種費用がかかるようです。
・印紙税
・登録免許税
・司法書士への手数料
銀行によっては
・融資事務手数料
・保証料
などなどです。
概ね住宅ローンの元本の2%程度は
必要になってくるようです。
今回のニュースでは「金利が過去最低になった」とは
言う話ですが、
「過去最低?これは変えなきゃ!」と
いきなり飛びつくのはちょっと早いかもしれません。
ローンの残高や返済期間で一度計算したうえ、
そういった必要手数料を加減算したもので
いちど確認~納得したら
借り換え、または保留、という流れにすることをお奨めします。
・銀行を変えずに金利を安くすることは?
「借り換え」とはちょっと違いますが、
銀行によっては交渉~確認してみたら
同じ銀行から変えることなく
ひょっとしたら金利を安くしてもらえるかもしれません。
勿論、滞りなく支払ができているとか、
銀行指定のものを所有しているなどの条件を
満たす必要はありますが、それをクリアしている場合は、
金利が安くなるかもしれません。
その際は銀行同じ⇒借り換えの手数料などが必要ないので、
その分倹約!ということも可能かもしれませんよ。
他にも、例えば固定金利の場合は
期間が終わるまでは難しいかもしれませんが、
そのあたりも担当の方に訊いてみると、
良い方法を教えてくれるかもしれません。
借り換えにせよ見直しにせよ、
ともあれ、お得になるのは嬉しいことですね。