1日の塩分摂取基準量が今までよりも
0.5~1gほど減ったという話をしました。
塩を減らす方法として
味付けの仕方のポイントと
「塩」という調味料を創る方法を
紹介していましたので、メモしました。
・「濃い味好みのひと」への減塩対処方法は?
・「減塩水」をつくろう
・「減塩食事の日」で味覚リセット
といった内容で書いていきたいと思います。
・と言う前に、
「塩の危険性」をおさらいしませんか?
ひとつ前のページと重複してしまいますが、
そもそも
塩分を取り過ぎると危険なのか?
ということをもう一度御紹介します。
塩を取り過ぎると高血圧になり
血管にキズが付く。挙句の果てに
病気になるといわれてもピンときませんよね。
塩で血液がドロドロになるの?
糖や脂肪とどうちがうの?と疑問の方、
具体的にどういうことかご説明します。
・塩が病気を引き起こすメカニズム
塩の浸透圧の働きにより
血管内に体内の水分が引き寄せられる
↓
血液量が増加することで
血管の壁に圧がかかる。
そのため、血管にダメージがかかる
↓
血管がボロボロになり、弱くなると
そこにコレステロールなどが
沈着する。
それが動脈硬化を引き起こす。
動脈硬化が脳卒中や高血圧などを
引き寄せる。という悪循環になるわけです。
場合によって認知症や胃癌を
引き起こす場合もあるそうです。
でも、たとえば塩分はあっという間に
しらないうちにとれてしまいますよね。
例えば、かまぼこなどの
練り製品X醤油などの組み合わせとなると
塩が多目になってしまいます。
ソーセージにはケチャップを付けたいひとも
いるはずです。
生野菜が身体に良いからと言って、
やっぱりサラダには塩や
ドレッシングをかけたくなるものです。
大体、
味は薄いより濃い方が美味しいのも事実です。
いくら、その食生活を続ければ、
累計で摂取した塩分の量がかなりのものになると
いうことがわかっていても、
例えば、外食の味付けはけっこう濃いめのはずですが、
その味付けが美味しいと思ってしまうのも事実なんですよね。
・「一口目」に塩味を付ける
⇒「濃い味好みのひと」への減塩対処方法は?
全体的に塩を多目に振る必要はありません。
「ひとくちめ」に食べる場所にあたるところにだけ
多目に塩を振ります。
残りの部分は他の所同様に少なめに振れば充分
なのだとか。
例えば、焼鳥などでは一口目に食べる場所、
串の先端の部分にあたる肉片にふります。
とんかつ、ステーキなどの場合も、一口目にあたる
肉の端の方(真中から食べるひとは真ン中部分?)の
ところだけに振るようにします。
それによって、舌が塩気を感じるので充分満足するのだとか。
全体に塩を振っても
・「減塩水」をつくろう
減塩水。塩水です。
これを使えば少なめの味噌でも
しっかりとした味の味噌汁が出来上がります。
例;豚汁のつくりかた
水300mlに塩小さじ1(6g)を溶かします。
(2%の食塩水)
⇒それを通常の味付け代わりに使っていくわけです。具材を炒める時の味付けに使います。
他は通常通りに作っていきます。
※減塩水を入れた後は水気を完全に飛ばすことが
ポイントです。
それによって、具材にしっかりと塩分が入るそうです。
これによって従来のほぼ半分の食塩量でも
充分に味が付いています。
あとは、いつもどおりに味噌を溶いていくのですが、
量を少なくします。
(400mlの水に対し、小さじ2の味噌)
炒め物や揚げ物には
水100mlに塩小さじ2(濃度12%)がおすすめだそううです。
食材100gに対して小さじ1が目安量です。
※減塩水は一度作れば冷蔵庫で2週間保存可能です。※
・「減塩食事の日」で味覚リセット
1カ月のうち、1週間だけしっかり減塩した
食事を食べるという食事方法です。
味覚をリセットすることで、
徐々に塩味についての感覚を取り戻すことで、
通常の濃い味付けを「塩辛い」と感じるようになります。
結果として、薄味を好むようになる。ということだそうです。
人生を楽しむには何はなくても健康が第一です。
食生活に気を付けて健康をキープしましょう!